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巻頭
科学の"扉と泉"
著者: 杉靖三郎
所属機関:
ページ範囲:P.49 - P.49
文献購入ページに移動ところで,学者先生にきいてみると,どうもくだらん。まつたくナンセンスだといつたぐあいで,あまり人気はないどころか,愚劣なもののサンプルにさえなつているようだ。そして学者先生といわれるような人がゲストで出ると,あまり答えられない。そして多くは,"あんなこま切れの知識をとりあげるやりかたは実にくだらん"などと,まけおしみをいう人もあるそうだ。実際,問いや答のなかには,專門家から見ればどうかと思われるものもあり,見当はずれのものもたしかにある。(あれは知識やカンのスポーツだから,それもナンセンスではないのだが)しかし,時々聞くのだが,私は,いつも面白い,これはわたしの兄が,その番組の一つのレギュラーであり,私自身も何度かゲストにでて,あの人たちを知つている,というためでもあろうが,そればかりではないのである。
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