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文献詳細

雑誌文献

生体の科学6巻5号

1955年04月発行

文献概要

報告

フェノール類の肝切片による硫酸抱合(3)—クロールフエノール(P.M.O.)の変化について

著者: 佐藤德郞1 鈴木妙子1 福山富太郞1 吉川春壽2

所属機関: 1国立公衆衞生院,栄養生化学 2東大医学部栄養学

ページ範囲:P.225 - P.226

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 クロールフエノールの代謝は従来余り明かでない。Williams等1)2)はクロールベンゼンを与えた。兎の尿から4-chloro-2hydroxyphenyl glucuronideを分離し,Mills等3)はラツテにヨードベンゼンを与え,尿よりペーパークロマトでP-iodocatecholと思われるものゝ硫酸抱合のspotを証明している。
 私共はp. m. oの3種のクロールフエノールを用い,ラツテ,いぬ,ねこの肝切片によつてS35)-硫酸と抱合させ,酢酸ブタノールで展開,ラヂオオートグラフでspotを確め,又ローリツツエン検電器でS35)の量を測定した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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