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文献詳細

雑誌文献

生体の科学60巻1号

2009年02月発行

文献概要

実験講座

X線結晶構造解析を目指したタンパク質の無細胞発現系

著者: 外山光俊1 白水美香子1 横山茂之1

所属機関: 1理化学研究所生命分子システム基盤研究領域

ページ範囲:P.81 - P.86

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 生体内では,何万種類ものタンパク質を中心とする数多くの生体分子によって,生命活動が支えられており,それらの分子は様々に相互作用することによって機能を発揮している。そこで,タンパク質および相互作用する分子の構造を解明することによって,生命分子システムの解明,さらには,その障害によって引き起こされる疾病の克服に繋がることが期待される。

 タンパク質のX線結晶構造解析を行うためには,数mg以上の高純度のタンパク質を調製する必要がある。したがって,タンパク質のX線結晶構造解析を成功させるためには,品質のよいタンパク質が大量に発現する条件をいかにして見つけ出すかということが重要なポイントとなる。

参考文献

1)Kigawa T, Matsuda T, Yabuki T et al:Cell-free Protein Synthesis, AS Spirin, JR Swartz(eds)pp83-97, WILEY-VCH Verlag GmbH & Co. KGaA, Weinheim, 2007
2)Kigawa T, Inoue M, Aoki M et al:Cell-free Protein Synthesis, AS Spirin, JR Swartz(eds), pp99-109, WILEY-VCH Verlag GmbH & Co. KGaA, Weinheim, 2007
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110(3):257-263, 2004
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105(36):13298-13303, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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