文献詳細
連載講座 中枢神経系におけるモジュレーション・13
不飽和脂肪酸誘導体DCP-LAによるシナプス前終末α7アセチルコリン受容体を標的とした海馬シナプス伝達促進作用
著者: 西崎知之1
所属機関: 1兵庫医科大学生理学講座生体情報部門
ページ範囲:P.248 - P.255
文献概要
アセチルコリン(ACh)受容体は,イオンチャネル型のニコチン性ACh受容体とGタンパク質共役型のムスカリン性ACh受容体に分類されている。ニコチン性ACh受容体の中で,脳ではα7 ACh受容体とα4β2 ACh受容体が豊富に発現しており,シナプス前終末に局在するα7 ACh受容体は高いCa2+透過性を示し,グルタミン酸を含めた興奮性神経伝達物質の放出に関与することが知られている。シナプス前終末α7 ACh受容体は
参考文献
掲載誌情報