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文献詳細

雑誌文献

生体の科学60巻5号

2009年10月発行

文献概要

特集 伝達物質と受容体 1.アミノ酸 興奮性

小脳プルキンエ細胞の1型代謝型グルタミン酸受容体

著者: 田端俊英1 狩野方伸2

所属機関: 1富山大学大学院理工学研究部神経情報工学研究室 2東京大学大学院医学系研究科神経生理学講座

ページ範囲:P.370 - P.371

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 ●小脳プルキンエ細胞におけるmGluR1の発現

 1型代謝型グルタミン酸受容体(type-1 metabotropic glutamate receptor:mGluR1)は興奮性伝達物質アミノ酸を受容する八つのGタンパク質共役型受容体のうちの一つである。小脳長期抑圧の誘導にキスカル酸選択的受容体が必要であることから,(RS)-α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4-isoxazolepropionic acid選択的受容体(AMPAR)とは別種のグルタミン酸受容体が小脳プルキンエ細胞に存在することが示唆された1)。この受容体がクローニングされ,mGluR1と命名された。

参考文献

363:2173-2186, 2008
15:289-295, 2005
(Oxf) 195:79-90, 2009
278:25101-25108, 2003
101:16952-16957, 2004
4:1207-1216, 2001
7)Tabata T, Kano M:Synaptic plasticity in the cerebellum. Handbook of Neurochemistry and Molecular Neurobiology, 3rd ed, Mikoshiba M(ed), Springer Publishing, New York(in press)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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