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文献詳細

雑誌文献

生体の科学60巻5号

2009年10月発行

文献概要

特集 伝達物質と受容体 3.アミン ドーパミン

音系列の弁別学習と聴覚野のドーパミンD2受容体

著者: 工藤雅治1

所属機関: 1帝京大学医学部生理学講座

ページ範囲:P.416 - P.417

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 [用いられた物質/研究対象となった受容体]

 クロルプロマジン,SCH23390,ハロペリドール,6-OHDA,192IgG-saporin/ドーパミン(D1)受容体,ドーパミン(D2)受容体


 音の時系列(音系列)は言語や音楽を成り立たせる重要な聴覚情報である。音系列の学習は大脳聴覚野を破壊すると阻害されることから,聴覚野が重要な役割を果たしていると考えられる1)。音系列の弁別学習に聴覚野のムスカリン受容体が働いていることをわれわれは明らかにした2,3)。この学習では報酬を用いているので,ドーパミン系の役割を調べた結果,聴覚野のドーパミンD2受容体が音系列の弁別学習に関与することがわかった1)

参考文献

13:690-698, 2006
(Lond) 533:503-518, 2001
50:113-123, 2004
7:293-302, 2001
412:79-83, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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