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文献詳細

雑誌文献

生体の科学60巻5号

2009年10月発行

文献概要

特集 伝達物質と受容体 3.アミン アドレナリン・ノルアドレナリン

脂肪細胞のβアドレナリン受容体の多型性と肥満

著者: 南畝晋平1 東純一1

所属機関: 1大阪大学大学院薬学研究科臨床薬効解析学

ページ範囲:P.424 - P.425

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 交感神経系はエネルギー消費,熱産生において重要な役割を示す。脂肪細胞にはβ1,β2,β3アドレナリン受容体(adrenergic receptor:AR)が発現しており,脂肪分解に関与することが知られている。1995年にβ3AR Trp64Arg遺伝子多型と肥満との関連がNew England Journal of Medicine誌に報告されてから,βAR遺伝子多型と肥満とに関する様々な報告がされてきた。しかし,首尾一貫した結果が得られていないのが現状である。さらには,肥満という状態が様々な遺伝要因,さらには環境要因に影響を受けていることは周知の事実である。本稿では,近年報告されたメタアナリシスの結果を中心に,βAR遺伝子多型と肥満との関連を概説する。

参考文献

369:1-22, 2004
32:1240-1249, 2008
16:2096-2106, 2008
31:295-298, 2008
29:458-462, 2005
25:1599-1603, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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