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特集 伝達物質と受容体 6.プリン
ATP受容体チャネルP2X2の膜上発現密度依存性と膜電位依存性
著者: 藤原祐一郎1 中條浩一1 山本友美1 久保義弘1
所属機関: 1生理学研究所神経機能素子
ページ範囲:P.502 - P.503
文献購入ページに移動ATP/ATP受容体(P2X2)
P2X2はチャネル型のATP受容体である。生体内では後根神経節などの感覚神経細胞に発現がみられ,痛みの知覚などに役割を果たし,また,中枢神経系ではアストロサイトなどに発現がみられ,神経細胞グリア細胞相互作用などに寄与していることが知られている。P2X2チャネルは1994年にJuliusの研究グループによってはじめてそのcDNAが単離され,現在までに二つの膜貫通部位を持つサブユニット3個が会合して構成されることが明らかにされている。われわれは,近年,アフリカツメガエル卵母細胞を
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