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特集 ユビキチン化による生体機能の調節
ヒストンH2Aのユビキチン化による遺伝子発現の制御
著者: 遠藤充浩1 古関明彦1
所属機関: 1理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター免疫器官形成研究グループ
ページ範囲:P.533 - P.540
文献購入ページに移動同一個体を形成する細胞ではDNA一次配列は基本的に均一である(一部の免疫細胞を除く)。それにもかかわらず,様々な形質・遺伝子発現様式を有する細胞が存在するのは,クロマチンへの後天的な修飾により遺伝子発現が制御されることに起因すると思われる。DNA配列の変化を伴わず,かつ細胞分裂を経て伝達される遺伝子発現の変化やその仕組みはエピジェネティクスと呼ばれており,具体的にはDNAやコアヒストンの化学修飾がその役割を担っていると考えられている。
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