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特集 脳科学のモデル実験動物
神経変性疾患の治療法開発に向けてのモデル実験動物:マーモセットの遺伝子操作
著者: 佐々木えりか1
所属機関: 1実験動物中央研究所 マーモセット研究部 応用発生研究室
ページ範囲:P.41 - P.46
文献購入ページに移動 遺伝子改変マウスはヒト疾患モデル動物,遺伝子機能の解析などバイオメディカル研究分野で多くの貢献をしている。しかしながら,パーキンソン病などの大脳基底核の疾患モデルマウスではヒトのような症状が観察されない例も多くみられ,マウスのヒト疾患モデル動物で得られた結果をヒトに直接外挿できない場合がある。マウスの遺伝子改変技術がどんなに発達しても「霊長類を用いないとできない」研究があり,有用な霊長類モデルを開発することは神経変性疾患の治療法開発に向けても重要な研究課題となっている。
参考文献
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2)北村和也,岡野栄之:神経生理学領域におけるマーモセットの有用性.マーモセットMR脳アトラス,pp10-16,羊土社,東京,2008
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