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特集 脳科学のモデル実験動物
双極性障害モデル実験動物
著者: 笠原和起1 加藤忠史1
所属機関: 1理化学研究所 脳科学総合研究センター 精神疾患動態研究チーム
ページ範囲:P.59 - P.64
文献購入ページに移動 精神疾患のモデル動物を開発することは,さまざまな観点から困難な研究課題である。特に,どのように疾患モデルとしての妥当性を実証すればよいのかが,議論の的になる。本稿では,疾患の定義やモデルの妥当性の評価法について述べた後,双極性障害モデルとして発表されている2種類のモデルマウスを紹介すると共に,これらのモデルの意義と限界について議論したい。
参考文献
1)高橋三郎,染矢俊幸,大野 裕(訳):American Psychiatric Association,DSM-Ⅳ-TR精神疾患の診断・統計マニュアル,医学書院,東京,2003
2)加藤忠史:双極性障害-躁うつ病への対処と治療,筑摩書房,東京,2009
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