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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻4号

2010年08月発行

文献概要

特集 miRNA研究の最近の進歩

がん診断のマーカーとしてのmiRNA―分泌型miRNAの機能と診断への応用

著者: 小坂展慶1 井口晴久1 落谷孝広1

所属機関: 1国立がん研究センター研究所 がん転移研究室

ページ範囲:P.321 - P.325

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 細胞の分化や増殖,個体の代謝や発生など様々な生命現象を“fine tuning(微調整)”する遺伝子発現制御分子であるmicroRNA(miRNA,マイクロRNA)は,1993年に線虫で発見されて以来1),動植物を含む様々な生物種で報告され,さらに2004年にCalinらによりB細胞慢性リンパ球性白血病の原因遺伝子としてmiR-15とmiR-16が同定された2)。この研究以降,miRNAとがんの関係が精力的に研究され,miRNAにはがん遺伝子と呼べるmiRNAと,がん抑制遺伝子として機能するmiRNAが存在することが明らかとなった。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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