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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻4号

2010年08月発行

文献概要

特集 miRNA研究の最近の進歩

多能性幹細胞とmicroRNA

著者: 小柳三千代1 山中伸弥1

所属機関: 1京都大学 物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究所

ページ範囲:P.332 - P.337

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 胚性幹細胞(embryonic stem cells;ES細胞)と人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells;iPS細胞)は,無限の増殖力と様々な細胞へと分化できる能力を持った多能性幹細胞として,細胞移植治療をはじめとする様々な応用が期待されている。一方,microRNA(以下miRNA)は,タンパク質をコードしない19~25塩基からなる小さなRNAであり,近年,多様な生命現象と関わることが明らかになっている。本稿では,ES細胞において現在までに報告されているmiRNAの役割と,多能性幹細胞,特にiPS細胞の臨床応用へ向けてmiRNA研究がいかに貢献し得るかについて述べる。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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