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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻5号

2010年10月発行

文献概要

特集 シナプスをめぐるシグナリング 4.Gタンパク

olfの構造と機能

著者: 高井佳基1 東原和成1

所属機関: 1東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 生物化学研究室

ページ範囲:P.424 - P.425

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 外界の匂い情報を感知することは,生物が生存していく上で必須の能力である。われわれは数十万種ともいわれる外界の匂いの中から,食べ物や仲間の匂い,外敵や有毒ガスといった危険な匂いなどを識別する能力を獲得してきた。脊椎動物において,匂い情報はGタンパク質共役型受容体(GPCR)である嗅覚受容体(OR)によって受容され,嗅神経細胞の繊毛に局在するGタンパク質αサブユニットのGαolf(嗅覚olfactoryのolfをとった)を介したシグナル伝達により高次脳中枢へと伝えられていく。本稿ではGαolfの機能を中心に述べていく。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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