文献詳細
特集 シナプスをめぐるシグナリング
5.ホスホリパーゼ
文献概要
PLCの従来型の研究は1990年代にほぼ終わりを告げ,2000年代にはPLC→PKCという一連の細胞内シグナリングの研究は“古典的”とさえ呼ばれるようになった。ところが最近,われわれは「概日リズムの形成」にPLCが驚くほど重要な役割を果たしていることを見出した。
この小論においては,睡眠という未解決の古典的問題について,PLCを中心とした新しいモデルを提案したいと考えている。ここでのコンセプトは“活性酸素によるPLCの活性化”である。
この小論においては,睡眠という未解決の古典的問題について,PLCを中心とした新しいモデルを提案したいと考えている。ここでのコンセプトは“活性酸素によるPLCの活性化”である。
参考文献
276:45236-45242, 2001
38:253-263, 2003
130:1029-1040, 2005
4:e7737, 2009
掲載誌情報