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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻5号

2010年10月発行

文献概要

特集 シナプスをめぐるシグナリング 6.セカンドメッセンジャー

IP3-IP3レセプター

著者: 御子柴克彦1

所属機関: 1理化学研究所 脳科学総合センター 発生神経生物研究チーム

ページ範囲:P.442 - P.443

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 細胞外より細胞が刺激を受けると,その刺激を感知するGタンパク質と共役するレセプターを活性化する経路と,チロシンキナーゼ活性と共役する経路によりホスホリパーゼC(phospholipase C;PLC)が活性化され,細胞膜のイノシトール二リン酸(phosphatidylinositol-4,5-bisphosphate;PIP2)が分解されてジアシルグリセロールとIP3が産生される。IP3は,ベーリッジらによりCa2+を細胞内のミトコンドリア以外の貯蔵庫から放出することが発表された。しかし,そのCa2+放出場所は不明であり,IP3レセプターがIP3結合タンパク質かチャネルか,またその局在も不明であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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