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特集 シナプスをめぐるシグナリング 6.セカンドメッセンジャー
IP3-IP3レセプター
著者: 御子柴克彦1
所属機関: 1理化学研究所 脳科学総合センター 発生神経生物研究チーム
ページ範囲:P.442 - P.443
文献購入ページに移動 細胞外より細胞が刺激を受けると,その刺激を感知するGタンパク質と共役するレセプターを活性化する経路と,チロシンキナーゼ活性と共役する経路によりホスホリパーゼC(phospholipase C;PLC)が活性化され,細胞膜のイノシトール二リン酸(phosphatidylinositol-4,5-bisphosphate;PIP2)が分解されてジアシルグリセロールとIP3が産生される。IP3は,ベーリッジらによりCa2+を細胞内のミトコンドリア以外の貯蔵庫から放出することが発表された。しかし,そのCa2+放出場所は不明であり,IP3レセプターがIP3結合タンパク質かチャネルか,またその局在も不明であった。
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