文献詳細
特集 シナプスをめぐるシグナリング
7.キナーゼ/ホスファターゼ
文献概要
シナプス調節における環状AMP(cAMP)とcAMP依存性タンパク質キナーゼ(PKA)の役割については,長い研究の歴史があり,それだけで多分冊の叢書を編纂できるほどの知見がある。この小稿で紹介できるのはそのごく一部にすぎないことをお断りしておく。
表に,代表的なシナプス調節現象として多くの研究が蓄積している,アメフラシ腹部神経節の感覚ニューロン-運動ニューロン間シナプスでの増強と,哺乳類海馬のCA3錐体ニューロン-CA1錐体ニューロン間シナプスでの長期増強(LTP)について知見を要約した。これについて解説を加える形で論を進めたい。以下丸囲み数字は表中の数字(欄)と対応する。
表に,代表的なシナプス調節現象として多くの研究が蓄積している,アメフラシ腹部神経節の感覚ニューロン-運動ニューロン間シナプスでの増強と,哺乳類海馬のCA3錐体ニューロン-CA1錐体ニューロン間シナプスでの長期増強(LTP)について知見を要約した。これについて解説を加える形で論を進めたい。以下丸囲み数字は表中の数字(欄)と対応する。
参考文献
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13)森寿・他(編):脳神経科学イラストレイテッド,第2版,羊土社,東京,2006
掲載誌情報