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特集 シナプスをめぐるシグナリング 7.キナーゼ/ホスファターゼ
PKC
著者: 江川遼1 八尾寛1
所属機関: 1東北大学大学院 生命科学研究科 脳機能解析分野
ページ範囲:P.454 - P.455
文献購入ページに移動 プロテインキナーゼC(PKC)はセリン/スレオニンキナーゼの一種であり,標的タンパク質をリン酸化することでその機能を調節する働きをもつ。近年,記憶・学習のメカニズムにPKCが深く関与していることが示されてきており,脳研究分野の内外から注目が集まっている。本稿では,筆者らが行ってきた海馬苔状線維終末におけるPKC依存的エキソサイトーシス調節機構の研究を中心に,シナプス可塑性に対するPKCの役割について概説する。
参考文献
127:66-77, 2010(PKC & memory)
14:236-246, 2007(PKC isozymes)
112:pe9, 2010(PKMζ)
50:345-346, 2006(mute synapse)
59:263-274, 2009(MF-CA3 & SpH)
掲載誌情報