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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻5号

2010年10月発行

文献概要

特集 シナプスをめぐるシグナリング 7.キナーゼ/ホスファターゼ

PKC

著者: 江川遼1 八尾寛1

所属機関: 1東北大学大学院 生命科学研究科 脳機能解析分野

ページ範囲:P.454 - P.455

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 プロテインキナーゼC(PKC)はセリン/スレオニンキナーゼの一種であり,標的タンパク質をリン酸化することでその機能を調節する働きをもつ。近年,記憶・学習のメカニズムにPKCが深く関与していることが示されてきており,脳研究分野の内外から注目が集まっている。本稿では,筆者らが行ってきた海馬苔状線維終末におけるPKC依存的エキソサイトーシス調節機構の研究を中心に,シナプス可塑性に対するPKCの役割について概説する。

参考文献

127:66-77, 2010(PKC & memory)
14:236-246, 2007(PKC isozymes)
112:pe9, 2010(PKMζ)
50:345-346, 2006(mute synapse)
59:263-274, 2009(MF-CA3 & SpH)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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