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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻5号

2010年10月発行

文献概要

特集 シナプスをめぐるシグナリング 7.キナーゼ/ホスファターゼ

Calcineurinによるシナプスの多彩な制御

著者: 川口真也1 平野丈夫1

所属機関: 1京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 神経生物学分科

ページ範囲:P.466 - P.467

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 細胞内Ca2+濃度上昇により活性化される脱リン酸化酵素Calcineurin(PP2Bとも呼ばれる)は脳に多量に発現しており,中枢神経系の様々な部位でシナプス可塑性を調節する。近年新たに,Calcineurinが転写因子を介してシナプスを制御することも明らかになり,また統合失調症への関与も示唆され,その重要性が再認識されている。

参考文献

12:172-181, 2009
5:280, 2009
62:670-682, 2009
311:1008-1011, 2006
100:8987-8992, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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