文献詳細
特集 シナプスをめぐるシグナリング
11.細胞骨格タンパク
文献概要
シナプスで機能するMyosinの形態
Actinフィラメントをレールとするモーター分子として機能するMyosinファミリーは18クラスからなる。その中でMyosinⅠ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅵがシナプスで機能することが確認されている(図A)。MyosinⅠ(~120kDa)は1量体でActinフィラメントに結合する。MyosinⅡ(~220kDa)はMyosin軽鎖が結合する二つのIQモチーフ頸部(レバーアーム)とモータードメインからなる頭部と,もう1分子のMyosin重鎖とcoiled-coil結合した重鎖の尾部からなる2量体でMyosinフィラメントを形成する。MyosinⅤ(180~215kDa)はMyosin軽鎖またはカルモジュリンが結合する六つのIQモチーフ頸部とモータードメインからなる頭部と尾部の球状ドメインでcargo(カーゴ)に結合する重鎖の2量体からなる。MyosinⅥ(140kDa)はカルモジュリンが結合する一つのIQモチーフ頸部とモータードメインからなる頭部と尾部の球状ドメインでカーゴに結合する重鎖の2量体からなる。
Actinフィラメントをレールとするモーター分子として機能するMyosinファミリーは18クラスからなる。その中でMyosinⅠ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅵがシナプスで機能することが確認されている(図A)。MyosinⅠ(~120kDa)は1量体でActinフィラメントに結合する。MyosinⅡ(~220kDa)はMyosin軽鎖が結合する二つのIQモチーフ頸部(レバーアーム)とモータードメインからなる頭部と,もう1分子のMyosin重鎖とcoiled-coil結合した重鎖の尾部からなる2量体でMyosinフィラメントを形成する。MyosinⅤ(180~215kDa)はMyosin軽鎖またはカルモジュリンが結合する六つのIQモチーフ頸部とモータードメインからなる頭部と尾部の球状ドメインでcargo(カーゴ)に結合する重鎖の2量体からなる。MyosinⅥ(140kDa)はカルモジュリンが結合する一つのIQモチーフ頸部とモータードメインからなる頭部と尾部の球状ドメインでカーゴに結合する重鎖の2量体からなる。
参考文献
141:573-582, 2010
137:1589-1601, 1997
283:10949-10957, 2008
21:165-176, 2010
135:535-548, 2008
掲載誌情報