文献詳細
文献概要
特集 シナプスをめぐるシグナリング 11.細胞骨格タンパク
脳では未開拓のmultivalent scaffolding protein, p55
著者: 鈴木龍雄1
所属機関: 1信州大学大学院 医学系研究科 加齢適応医科学系独立専攻 神経可塑性学分野
ページ範囲:P.510 - P.511
文献購入ページに移動 シナプス後肥厚部(postsynaptic density;PSD)はその骨格構造の構築分子として様々なmembrane-associated guanylate kinase(MAGuK)タンパク質を持つ。筆者らは,PSDを構築する新たなMAGuKタンパク質p55(別名membrane protein,palmitoylated 1[MPP1])を同定した1)。p55タンパク質は赤血球ではよく知られているタンパク質であるが,脳やシナプスでは研究が全くなされてこなかった。
参考文献
135:204-216, 2005
2)鈴木龍雄,Chiye Aoki:生体の科学 58:108-112,2007
5:116-121, 1998
268:1084-1094, 2001
276:47869-47876, 2001
掲載誌情報