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文献詳細

雑誌文献

生体の科学61巻5号

2010年10月発行

文献概要

特集 シナプスをめぐるシグナリング 11.細胞骨格タンパク

脳では未開拓のmultivalent scaffolding protein, p55

著者: 鈴木龍雄1

所属機関: 1信州大学大学院 医学系研究科 加齢適応医科学系独立専攻 神経可塑性学分野

ページ範囲:P.510 - P.511

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 シナプス後肥厚部(postsynaptic density;PSD)はその骨格構造の構築分子として様々なmembrane-associated guanylate kinase(MAGuK)タンパク質を持つ。筆者らは,PSDを構築する新たなMAGuKタンパク質p55(別名membrane protein,palmitoylated 1[MPP1])を同定した1)。p55タンパク質は赤血球ではよく知られているタンパク質であるが,脳やシナプスでは研究が全くなされてこなかった。

参考文献

135:204-216, 2005
2)鈴木龍雄,Chiye Aoki:生体の科学 58:108-112,2007
5:116-121, 1998
268:1084-1094, 2001
276:47869-47876, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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