文献詳細
文献概要
特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ
新たな肢帯型筋ジストロフィー
著者: 林由起子1
所属機関: 1(独)国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第一部
ページ範囲:P.100 - P.102
文献購入ページに移動 肢帯型筋ジストロフィー(limb girdle muscular dystrophy;LGMD)は,近位筋優位の筋萎縮・筋力低下を進行性に示し,筋線維の壊死・再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称である。常染色体優性(LGMD1),常染色体劣性(LGMD2),そしてX染色体性の遺伝形式を示すものがあり,これまでにLGMD1は三つ(LGMD1A-1C),LGMD2は15(LGMD2A-2O),X連鎖性に一つの原因遺伝子が同定されているが,原因の明らかでないLGMDも多い。本稿では,近年その原因や病態の明らかとなったLGMDを中心に,関連疾患も含めた最近の知見を紹介する。
参考文献
9:2141-2147, 2000
6:701-707, 2009
(on line publication), 2011
25:38-44, 2005
60:597-602, 2006
134:171-182, 2011
86:213-221, 2010
423:168-172, 2003
11:56-64, 2009
47:1539-1542, 2008
62:1328-1334, 2010
掲載誌情報