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文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻2号

2011年04月発行

文献概要

特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ

新たな肢帯型筋ジストロフィー

著者: 林由起子1

所属機関: 1(独)国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第一部

ページ範囲:P.100 - P.102

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 肢帯型筋ジストロフィー(limb girdle muscular dystrophy;LGMD)は,近位筋優位の筋萎縮・筋力低下を進行性に示し,筋線維の壊死・再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称である。常染色体優性(LGMD1),常染色体劣性(LGMD2),そしてX染色体性の遺伝形式を示すものがあり,これまでにLGMD1は三つ(LGMD1A-1C),LGMD2は15(LGMD2A-2O),X連鎖性に一つの原因遺伝子が同定されているが,原因の明らかでないLGMDも多い。本稿では,近年その原因や病態の明らかとなったLGMDを中心に,関連疾患も含めた最近の知見を紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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