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文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻3号

2011年06月発行

文献概要

特集 インフラマソーム

AIM2(absent in melanoma 2)はインフラマソームの活性化に関与する

著者: 土屋晃介1 光山正雄1

所属機関: 1京都大学大学院 医学研究科 微生物感染症学分野

ページ範囲:P.202 - P.207

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 インフラマソームの概念が提唱されて10年ほどが経過したが,ようやくその活性化機序,生理学的役割,各種疾患との関連づけなど非常に幅広い分野で研究が行われ,興味深い知見が次々に報告されてくるようになった。近年のトピックの一つとしてあげられるのがAIM2(absent in melanoma 2)インフラマソームの発見であろう。AIM2は細胞質内で二本鎖DNAを認識する受容体であり,カスパーゼ1の活性化を介して炎症性サイトカインの産生や炎症性プログラム細胞死を誘導する。本稿ではAIM2に焦点を当て,その同定の経緯から生理的役割についての最近の解析まで,これまでの知見を紹介していきたい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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