文献詳細
特集 インフラマソーム
インフラマソームの
著者: 玉利真由美1 冨田かおり1 広田朝光1
所属機関: 1理化学研究所 ゲノム医科学研究センター 呼吸器疾患研究チーム
ページ範囲:P.233 - P.236
文献概要
一方,近年の免疫学の進歩により自然免疫,粘膜免疫機構の解明が進み,上皮細胞,樹状細胞,好塩基球などにおける免疫応答が獲得免疫(アレルギー感作)への橋渡しやアレルギー炎症に重要な役割を果たすことが明らかになってきた4)。これら分子レベル,細胞レベル,マウスモデルを用いて得られた免疫学的知見と,実際のヒト疾患の病態との関連について,症例対照関連解析を行うことにより検討することができる。環境と遺伝要因とが共同して発症に関与する機構が遺伝子多型・分子レベルで明らかになりつつあるといえよう。本稿ではNLR family, pyrin domain containing 3(
参考文献
掲載誌情報