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文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻5号

2011年10月発行

文献概要

特集 細胞核―構造と機能 1.核 膜

分裂酵母核膜タンパク質

著者: 平岡泰1

所属機関: 1大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞核ダイナミクス研究室

ページ範囲:P.372 - P.373

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 高等動物では多くの核膜に局在するタンパク質が報告されており,これら核膜タンパク質のうち特に核内膜タンパク質のなかには核質側でクロマチンと相互作用し,その機能を制御するものがあると予想される。一方,菌類の核膜タンパク質はあまり知られていない。Bqt3とBqt4は分裂酵母Schizosaccharomyces pombeで最近見つかった核内膜タンパク質である。Bqt3・Bqt4は,もともと減数分裂期のテロメアクラスターにかかわる一群のタンパク質としてBqt1・Bqt2とともに同定されたが,減数分裂期だけでなく増殖期の細胞においてもテロメアを核膜につなぎ止める働きを持つ。

参考文献

2:621-627, 2001
125:59-69, 2006
17:598-605, 2009
187:413-427, 2009
1:481-486, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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