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文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻5号

2011年10月発行

特集 細胞核―構造と機能

2.核膜孔複合体

核膜孔複合体の形成機構

著者: 今本尚子1 三村恭弘1 船越智子1

所属機関: 1理化学研究所 基幹研究所 今本細胞核機能研究室

ページ範囲:P.378 - P.379

文献概要

 核膜孔複合体(nuclear pore complex;NPC)は核膜に存在する総重量100MDaの巨大タンパク質複合体である。NPCを構成する全因子(Nups)はプロテオミクス解析で明らかにされ,全体構造は電子顕微鏡で明らかにされてきた。Nupsの形状予測,分子間相互作用,孔に存在する分子数と局在情報を統合して,それぞれのNPC構造に配置するNupsがシミュレーションされている1)。これらの情報をもとに明らかにされてきたNPC形成機構を概説する。

参考文献

450:695-701, 2007
449:611-615, 2007
19:3982-3996, 2008
185:377-379, 2009
17:1065-1071, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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