文献詳細
特集 細胞核―構造と機能
2.核膜孔複合体
文献概要
核膜孔複合体(nuclear pore complex;NPC)は核と細胞質の間での物質輸送に際して,単なる通路としてではなく物質の出入りを厳密に制御する働きを有している。NPCを構成する構造タンパク質の一つであるNup62は核膜孔を通る物質輸送を制御するとともに,核内で遺伝子の転写を直接調節する働きも持ち,さらにいくつかの疾患とのかかわりがあることが明らかになってきている。
この項ではNup62が関与する疾患に焦点を絞り,われわれの教室で行った研究成果も含めて紹介する。
この項ではNup62が関与する疾患に焦点を絞り,われわれの教室で行った研究成果も含めて紹介する。
参考文献
140:360-371, 2010
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68:1184-1192, 2009
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掲載誌情報