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文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻5号

2011年10月発行

文献概要

特集 細胞核―構造と機能 2.核膜孔複合体

核膜孔複合体タンパク質Nup62と神経変性疾患

著者: 金子鋭1 日下博文1

所属機関: 1関西医科大学 神経内科学講座

ページ範囲:P.384 - P.385

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 核膜孔複合体(nuclear pore complex;NPC)は核と細胞質の間での物質輸送に際して,単なる通路としてではなく物質の出入りを厳密に制御する働きを有している。NPCを構成する構造タンパク質の一つであるNup62は核膜孔を通る物質輸送を制御するとともに,核内で遺伝子の転写を直接調節する働きも持ち,さらにいくつかの疾患とのかかわりがあることが明らかになってきている。

 この項ではNup62が関与する疾患に焦点を絞り,われわれの教室で行った研究成果も含めて紹介する。

参考文献

140:360-371, 2010
60:214-222, 2006
65:45-54, 2006
68:1184-1192, 2009
136:284-295, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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