文献詳細
特集 細胞核―構造と機能
4.核小体
Small subunit processome
著者: 牛田千里1 藤原俊伸2
所属機関: 1弘前大学 農学生命科学部 分子生命科学科 2微生物化学研究所 生物活性研究部
ページ範囲:P.418 - P.419
文献概要
U3 snoRNPはU3 snoRNAとNop1/フィブリラリン(fibrillarin),Nop56,Nop58,Snu13/15.5K,Rrp9/U3-55Kからなる複合体である。U3 snoRNAがrRNA前駆体の5'ETSや18S rRNA内部と部分的に塩基対を形成することによって,rRNA前駆体が適切に折りたたまれ,そのプロセッシングが進む。このようにU3 snoRNAのRNAシャペロンとしての分子機能が提唱されており,多岐にわたる解析の結果はそのことを支持している。
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