icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学62巻5号

2011年10月発行

文献概要

特集 細胞核―構造と機能 4.核小体

核小体の単離・精製とその構造

著者: 粂田昌宏1 竹安邦夫1

所属機関: 1京都大学大学院 生命科学研究科 分子情報解析学

ページ範囲:P.424 - P.425

文献購入ページに移動
 核小体は,その主な機能はリボソームの生合成であるが,その他にも細胞周期制御や老化,ウイルス因子の会合,リボソーム以外のリボ核酸タンパク質複合体の生合成など,様々な細胞内機能に関与する多機能な構造体である。核小体にはそれを取り囲む膜構造はないが,簡便な位相差顕微鏡などでも判別可能な比較的大きな核内構造体である。そのため核小体の存在自体はかなり古くから知られており,この構造体を単離・精製することによりその構造と機能を明らかにしようとする取り組みも長い歴史を持つ。

参考文献

18:293-312, 1963
24:150-163, 1963
12:1-11, 2002
6:e1000889, 2010
3:a000638, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?