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特集 小脳研究の課題(2)
脊髄小脳変性症の分子病態機序と治療への展望
著者: 辻省次1 市川弥生子1 伊達英俊1 後藤順1
所属機関: 1東京大学大学院 医学系研究科 脳神経医学専攻 神経内科
ページ範囲:P.51 - P.55
文献購入ページに移動このように脊髄小脳変性症の病態機序に関する研究の成果に基づき,疾患の進行を阻止する根本的な治療法の実現も夢ではないと考えられるようになってきている。近い将来,脊髄小脳変性症の進行を防ぐような分子標的治療法が実現した場合,その効果を臨床治験(clinical trial)により確認していく必要がある。臨床治験をデザインするうえで,脊髄小脳変性症の自然歴,特に症状の進行についての縦断的な前向き研究の蓄積が今後重要になってくる。
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