文献詳細
文献概要
特集 細胞極性の制御
軸索形成に必要なDLK-JNK経路と微小管制御
著者: 平井秀一1
所属機関: 1和歌山県立医科大学 医学部 教養・医学教育大講座 生物学
ページ範囲:P.183 - P.188
文献購入ページに移動 個体を形成する細胞は様々な種類の極性を有するが,これらは恒久的なものではなく,組織形成や病変の過程でダイナミックに転換する。正常な組織形成の過程における細胞極性転換は種々の細胞極性の“形成と崩壊”の“タイミングとバランス”のうえに成り立つもので,細胞極性の異常を伴う様々な病変は,このタイミングとバランスが狂った結果として捉えることができるのではないだろうか。ここでは大脳皮質錐体細胞(投射ニューロン)の分化過程,特にその軸索形成の過程におけるJNKの役割を中心に,細胞極性転換を支える分子機構について考察する。
参考文献
31:727-741, 2001
23:9996-10001, 2003
27:392-399, 2004
7:2135-2148, 1993
94:109-118, 1998
424:219-223, 2003
9:537-549, 2009
21:483-496, 2007
10:319-332, 2009
409:57-62, 1997
4:521-533, 2003
331:50-55, 2005
41:203-213, 2004
23:823-832, 2004
70:929-942, 2010
173:265-277, 2006
273:8439-8446, 1998
22:667-676, 1999
129:4483-4495, 2002
26:11992-12002, 2006
31:6468-6480, 2011
180:619-632, 2008
掲載誌情報