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特集 細胞の分子構造と機能―核以外の細胞小器官 6.ファゴソーム
リソソームタンパク質のミトコンドリア内集積誘導による損傷ミトコンドリアの修復
著者: 荒川博文1
所属機関: 1国立がん研究センター研究所 腫瘍生物学分野
ページ範囲:P.498 - P.499
文献購入ページに移動 ●Mieapの発見
がん抑制遺伝子p53の新規標的遺伝子の同定の目的で,マイクロアレイを用いた網羅的なp53誘導性遺伝子のスクリーニングを行ったところ,機能未知の新規p53標的遺伝子としてMieapを発見した1)。Mieapの転写はp53によって直接活性化され,発現誘導される。興味深いことに,Mieapは様々ながん細胞株において高頻度にプロモーターのメチル化によって不活性化されていた1)。
がん抑制遺伝子p53の新規標的遺伝子の同定の目的で,マイクロアレイを用いた網羅的なp53誘導性遺伝子のスクリーニングを行ったところ,機能未知の新規p53標的遺伝子としてMieapを発見した1)。Mieapの転写はp53によって直接活性化され,発現誘導される。興味深いことに,Mieapは様々ながん細胞株において高頻度にプロモーターのメチル化によって不活性化されていた1)。
参考文献
6:e16054, 2011
6:e16060, 2011
7:e30767, 2012
2:379, 2012
5)荒川博文:実験医学30:1407-1417,2012
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