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文献詳細

雑誌文献

生体の科学63巻6号

2012年12月発行

文献概要

特集 リンパ管

リンパ管形成におけるAspp1の役割

著者: 平島正則1

所属機関: 1神戸大学大学院 医学研究科 生理学・細胞生物学講座 血管生物学分野

ページ範囲:P.555 - P.560

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 ASPPは線虫から脊椎動物まで保存された細胞内ファミリータンパクである。ASPPは最初に明らかにされた機能的側面からApoptosis Stimulating Protein of p53と名付けられたが,タンパクのドメイン構造を示すAnkyrin repeats, SH3 domain, and Proline-rich region containing Proteinの頭文字でもある1)。このファミリーは互いに相同性配列を有するASPP1とASPP2,N末端領域が欠失しているiASPP(inhibitory ASPP)2)で構成される(図1)。本稿では,ASPPファミリータンパクが関与する分子経路とモデル動物を用いた解析結果を概説することを中心に据え,リンパ管形成におけるASPP1の役割について現在までに得られた知見を紹介する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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