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文献詳細

雑誌文献

生体の科学63巻6号

2012年12月発行

特集 リンパ管

疾病病態とリンパ管の関連:リンパ管新生のナノ技術アプローチ

著者: 平川聡史1

所属機関: 1浜松医科大学 医学部 皮膚科学講座

ページ範囲:P.561 - P.563

文献概要

 生体において血管は極めて重要な器官であり,血管が破綻すれば組織レベルにとどまらず,個体および生命は危機に直面する。一方,血管とともに脈管系を形成するリンパ管は不明な点が多く,その重要性は容易に体感できるものではない。しかしながら,リンパ管も生体機能を維持するうえで必須の器官であり,循環動態の恒常性を保つうえでは極めて重要である。そこで本項では,① 生体におけるリンパ管の重要性,② 分子生物学によるリンパ管研究の発展,③ 病的環境における「リンパ管新生」,④ リンパ管研究が目指す新たな方向性について言及したい。

参考文献

1)Asellius G:De lactibus sive lacteis venis, quarto vasorum mesarai corum genere nova invento. Milan:Mediolani, 1627
1:367-391, 1902
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70(18):7053-7062, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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