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文献詳細

雑誌文献

生体の科学64巻4号

2013年08月発行

文献概要

特集 予測と意思決定の神経科学

意思決定神経回路の可視化と操作

著者: 青木田鶴1 岡本仁1

所属機関: 1理化学研究所 脳科学総合研究センター 発生遺伝子制御研究チーム

ページ範囲:P.329 - P.333

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 状況に応じた行動選択と意思決定は,大脳皮質―基底核回路と中脳ドーパミン神経細胞群の働きにより支えられていると考えられており,大脳皮質―基底核回路を中心とした学習モデルも数多く作成されている。しかしながら,大脳皮質―基底核回路は複数の神経核を含み,実際にどのようなメカニズムにより意思決定がなされるのか,その全容は明らかではない。本稿ではゼブラフィッシュをモデル動物として,カルシウムイメージング法や光遺伝学(optogenetics)を駆使し,意思決定神経回路のメカニズムを解明する可能性について解説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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