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文献詳細

雑誌文献

生体の科学64巻4号

2013年08月発行

連載講座 細胞増殖・4

サイクリンB2の細胞内局在と紡錘体形成

著者: 吉留賢1 古野伸明2

所属機関: 1いわき明星大学 薬学部薬学科 2広島大学大学院 理学研究科 附属両生類研究施設

ページ範囲:P.360 - P.365

文献概要

 サイクリンB(CycB)はサイクリン依存性キナーゼ1(CDK1,Cdc2キナーゼ)と複合体を形成し,卵成熟/M期促進因子(Maturation/M-phase promoting factor;MPF)としてM期の進行を制御する。脊椎動物の二つのCycBサブタイプのうち,CycB1がM期の進行に必須で,B2は必要ないとされてきたが,近年それを否定する結果が出ている。しかし,CycB2がどのような機能を有するのかほとんどわかっていない。本稿では,われわれが得たアフリカツメガエル(Xenopus laevis)卵成熟におけるCycB2の局在依存的な紡錘体形成能を中心にM期におけるB2の機能を論じたい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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