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増大特集 細胞表面受容体
ケモカイン受容体の協働作用による効率的なリンパ球移動の誘導
著者: 小林大地1 宮坂昌之1 早坂晴子1
所属機関: 1大阪大学医学系研究科 免疫学フロンティア研究センター
ページ範囲:P.398 - P.399
文献購入ページに移動ケモカインの中ではCCL19,CCL21,CXCL12の三つがリンパ節および小腸パイエル板の特殊な血管である高内皮細静脈(high endothelial venule;HEV)の周囲や二次リンパ組織実質内に発現1)し,血管系から二次リンパ組織へのリンパ球移動に中心的な役割を果たす。CCL19/21はHEV内皮細胞を含むリンパ節のストローマ細胞により産生され,リンパ球に発現する受容体CCR7に結合する。一方,CXCL12はリンパ節の種々のストローマ細胞で産生され,リンパ球に発現するCXCR4に結合する。CCL19/21が二次リンパ組織で欠損する
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