文献詳細
文献概要
増大特集 細胞表面受容体
代謝調節型グルタミン酸受容体の活性化によるNMDA受容体サブユニットのチロシンリン酸化促進
著者: 高木教夫1
所属機関: 1東京薬科大学 薬学部 応用生化学教室
ページ範囲:P.416 - P.417
文献購入ページに移動●グルタミン酸受容体
グルタミン酸は脳の主要な興奮性神経伝達物質であり,記憶や学習などの脳高次機能の発揮に深く関与している。神経伝達物質グルタミン酸は,このような生理学的に重要な機能を担う一方,脳梗塞やアルツハイマー病などに限らず種々の精神疾患の病態にもかかわると考えられている。それら多様な情報伝達を担う受容体はイオンチャネルを内在するイオンチャネル型受容体とGタンパク質に共役する代謝型受容体に大別され,翻訳後修飾やタンパク質相互作用により受容体機能が精密に制御されている。
グルタミン酸は脳の主要な興奮性神経伝達物質であり,記憶や学習などの脳高次機能の発揮に深く関与している。神経伝達物質グルタミン酸は,このような生理学的に重要な機能を担う一方,脳梗塞やアルツハイマー病などに限らず種々の精神疾患の病態にもかかわると考えられている。それら多様な情報伝達を担う受容体はイオンチャネルを内在するイオンチャネル型受容体とGタンパク質に共役する代謝型受容体に大別され,翻訳後修飾やタンパク質相互作用により受容体機能が精密に制御されている。
参考文献
22:9679-9686, 2002
19:880-888, 1999
105:1625-1634, 2008
掲載誌情報