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増大特集 細胞表面受容体 )
TRHおよびPACAP type Ⅰ(PAC1)受容体とプロラクチン産生
著者: 金﨑春彦1 宮﨑康二1
所属機関: 1島根大学医学部 産科婦人科
ページ範囲:P.422 - P.423
文献購入ページに移動ドーパミンが下垂体プロラクチン産生におけるプロラクチンの合成・分泌を抑制的に制御するのに対し,数々の視床下部因子がプロラクチン放出促進物質として挙げられている。このうちthyrotropin-releasing hormone(TRH)とpituitary adenylate cyclase-activating polypeptide(PACAP)は共にプロラクチン合成・分泌に促進的に作用する視床下部因子である。本稿ではこの二つのペプタイドおよびその受容体であるTRH受容体,PACAP type Ⅰ(PAC1)受容体のプロラクチン産生細胞における機能について概説する。
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