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文献詳細

雑誌文献

生体の科学64巻5号

2013年10月発行

文献概要

増大特集 細胞表面受容体 )

EGFR-TKIsの肺特異的障害の分子機構

著者: 栗本遼太1 巽浩一郎2

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院 先端化学療法学 2千葉大学大学院医学研究院 呼吸器内科学

ページ範囲:P.460 - P.461

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 肺癌はバイオマーカーの研究や分子標的薬の登場により,飛躍的に個別化医療(personalized medicine)が進んだ疾患の一つである。Epidermal growth factor receptor(EGFR)遺伝子変異は,非小細胞肺癌(non-small cell lung cancer;NSCLC),特に肺腺癌の発生に明らかに関与している遺伝子変異の一つであり,EGFR-tyrosine kinase inhibitors(EGFR-TKIs)は従来の薬物療法に大きな変化をもたらした。その一方,致死的な肺障害が報告されており,その使用に際しては十分な注意が必要である。本稿においてはこのEGFR-TKIsの肺特異的障害の分子機構について概説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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