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文献詳細

雑誌文献

生体の科学64巻5号

2013年10月発行

文献概要

増大特集 細胞表面受容体

CCN2/CTGFのシグナル/トランスサイトーシス受容体としてのLRP1

著者: 河田かずみ1 久保田聡2 滝川正春2

所属機関: 1山梨大学大学院医学工学総合研究部 解剖学講座細胞生物学教室 2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔生化学分野

ページ範囲:P.480 - P.481

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●低密度リポタンパク質(LDL)受容体関連タンパク質1(LRP1)の機能

 LRP1はLDL受容体ファミリーに属する。この分子は40以上のリガンドを持ち,シグナル伝達やエンドサイトーシスを介して,脂質ホメオスタシス,細胞外タンパク質の分解,成長因子/サイトカイン活性,細胞外基質の構成および免疫反応などに機能する1)。その多様な機能は胚発育にとって必要不可欠であり,Lrp1従来型ノックアウトマウスは胎生初期に発育異常により死亡する2)。分子機能面ではLRP1が古典的WNT/β-cateninシグナル経路活性を抑制し3),プロテインキナーゼC(PKC)を活性化することが知られている4)

参考文献

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125:2965-2972, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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