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特集 顕微鏡で物を見ることの新しい動き
文献概要
一般的に蛍光顕微鏡観察を行う場合,最も簡単なのが固定した試料および生細胞の二次元(X-Y平面)静止画像の取得,次いで生細胞タイムラプス観察であろうかと思う。しかし,細胞内は言うまでもなく三次元構造であり,時間と共にダイナミックに変化している。この変化を正確に捉えることは細胞生物学において重要な課題である。もちろん研究分野や目的によって顕微鏡の使い方は変わってくるが,X-Y平面の情報にZ方向の情報が加われば,新しいこともわかってくる。
参考文献
5:605-607, 2008
177:32-39, 2012
3)原口徳子,木村宏,平岡泰(編):講義と実習 生細胞蛍光イメージング.阪大・北大顕微鏡コースブック,共立出版,2007
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