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文献詳細

雑誌文献

生体の科学65巻2号

2014年04月発行

特集 細胞の少数性と多様性に挑む―シングルセルアナリシス

B.次世代シーケンサーを用いた細胞多様性の解明

単一細胞の全遺伝子発現解析

著者: 角田弘之1 神原秀記1

所属機関: 1株式会社日立製作所 中央研究所 フェロー戦略プロジェクト

ページ範囲:P.144 - P.148

文献概要

 同じ細胞集団でも遺伝子発現は個々の細胞で異なり,細胞ごとの遺伝子発現解析が細胞集団の行動を理解するうえで重要であるとの認識が広がり始めている。これまで遺伝子発現解析はDNAチップを用いて行うことが主流であったが,決められた特定の遺伝子の発現情報だけでなく次世代DNAシーケンサーを用いてすべてのcDNAを配列解析して網羅的に遺伝子発現情報を得る方法が発展してきた。当初は一度の実験で測定に必要な細胞数は数万と多かったが,最近では1細胞を対象としたシーケンス方法が開発され,発展してきている。ここではわれわれの研究室で開発した方法を中心に1細胞遺伝子発現解析の現状を紹介する。

参考文献

50:282-288, 2010
6:503-506, 2009
34:e42, 2006
6:377-382, 2009
42:e12, 2014
21:1160-1167, 2011
6:468-478, 2010
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30:777-782, 2012
14:R31, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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