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文献詳細

雑誌文献

生体の科学65巻3号

2014年06月発行

文献概要

特集 器官の発生と再生の基礎

ES細胞・iPS細胞を用いた発生分化の研究と再生医学への応用

著者: 坂野大介1 粂昭苑1

所属機関: 1熊本大学 発生医学研究所多能性幹細胞分野

ページ範囲:P.197 - P.202

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 現在,再生医療を目的に様々な臓器の細胞を分化誘導する研究が進められている。幹細胞とは造血幹細胞や間葉系幹細胞などの体性幹細胞,ヒトの受精卵の胚から作るembryonic stem cell(ES細胞),ヒトの皮膚などの細胞をリプログラミングし作製するinduced pluripotent stem cells(iPS細胞)が含まれる。現在では多くの臓器の細胞をiPS細胞から分化誘導する研究が進められている。これらの再生医療に向けた研究は発生学的視点からみても重要である。分化誘導過程で発生を模倣しながら分化することで生体内と等価な細胞が誘導できると考えられているからである。本稿では細胞分化を進める手法の構築について,膵臓の発生生物学の見地から述べたい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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