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特集 古典的代謝経路の新しい側面
特集「古典的代謝経路の新しい側面」によせて
著者: 栗原裕基1 藤田道也2
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科代謝生理化学 2浜松医科大学
ページ範囲:P.288 - P.289
文献購入ページに移動今日,代謝経路に関する研究は,様々な研究領域と関連しながら,この10年ほどで大きく発展しています。その要因として,① イメージングやオミックス解析などの新手法の開発,② 個体レベルの遺伝子機能解析の充実,③ 疾患原因遺伝子同定の急速な展開,④ バイオインフォマティクスによるデータ解析の高度化,などが挙げられます。さらに,ポストゲノム研究の潮流の一つとして,生命現象を大きくシステムとして捉え,それを支える要素や階層間の連携という観点から,代謝経路の新しい生理的意義が明らかになってきている点も見逃せません。
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