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文献詳細

雑誌文献

生体の科学65巻4号

2014年08月発行

文献概要

特集 古典的代謝経路の新しい側面

栄養代謝とオートファジー

著者: 久万亜紀子12 水島昇1

所属機関: 1東京大学医学系研究科 分子生物学分野 2独立行政法人科学技術振興機構さきがけ

ページ範囲:P.339 - P.343

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 生体は絶食時に栄養代謝を大きく変化させ,飢餓に適応する。われわれの体では食事による栄養供給が絶たれたとき,肝臓などに備蓄してあるグリコーゲンや脂肪やタンパク質を分解して栄養供給を図る。この分解と供給にはオートファジーが重要な役割を果たすと考えられている。近年,様々なモデル生物においてオートファジー不全変異体が解析され,オートファジーが様々な生命現象に関与することが明らかになってきているが,そのうち飢餓応答としての役割は,酵母から哺乳動物まで共通したオートファジーの最も基本的な役割である。本稿では飢餓応答としてのオートファジーについて栄養代謝学的意義を中心に最近の知見を紹介したい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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