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文献詳細

雑誌文献

生体の科学65巻6号

2014年12月発行

特集 エピジェネティクスの今

特集「エピジェネティクスの今」によせて フリーアクセス

著者: 野々村禎昭1

所属機関: 1東京大学

ページ範囲:P.528 - P.528

文献概要

 本号のテーマは2000年代の中ごろ幾つかの雑誌で特集記事が組まれた後はエピジェネティクス(この定義は—DNAの塩基配列の変化なしに染色体による変化で次世代に受け継がれる形質—)はあまり取り上げられてこなかった。

 ウォーレス,ダーウインの進化論,メンデル,モルガンの遺伝学,それらを分子レベルで結び付けたワトソン,クリックのセントラルドグマが提案されゲノム情報ですべての生命現象は説明がつくと思われた。1953年にワディントンによってエピジェネティクスという概念が提案された。この間ゲノム情報だけでは説明できない事実が幾つも出て,エピジェネティクスを導入して初めて解決できることが次々と見いだされてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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