生体の科学65巻6号

2014年12月発行

特集 エピジェネティクスの今

環境因子によるエピゲノム変化の遺伝

著者： 石井俊輔¹

所属機関： ¹理化学研究所 石井分子遺伝学研究室

ページ範囲：P.541 - P.546

　最近，ストレスや栄養状態などの環境因子の影響が世代を超えて遺伝し，多様な疾患発症頻度に影響する現象が注目され，そのメカニズムとしてエピジェネティック制御が関与することが議論されている。本稿では，この現象の研究の現状と今後の研究展開について紹介したい。

参考文献

. 42：223-230, 1994

. 30：928-934, 2001

. 467：963-966, 2010

. 143：1084-1096, 2010

. 17：89-96, 2014

. 297：1833-1837, 2002

. 304：1971-1976, 2004

. 145：1049-1061, 2011

. 8：2023-2028, 1989

. 17：249-263, 2012

. 29：196-208, 2010

. 460：473-478, 2009

. 30：11-22, 2014

. 158：277-287, 2014

. 486：415-419, 2012