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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻2号

2015年04月発行

文献概要

特集 使える最新ケミカルバイオロジー B.核酸のケミカルバイオロジー

DNAを中心としたケミカルバイオロジー

著者: 杉山弘12

所属機関: 1京都大学物質-細胞統合システム拠点 2京都大学大学院理学研究科化学専攻

ページ範囲:P.137 - P.144

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 ヒトゲノムの全塩基配列情報が解析され十年が過ぎ,われわれは様々な疾病の診断,治療に関連する膨大なゲノム,エピゲノム情報を手にするようになった。今後必要になるのは,得られたヒトゲノム情報を生かした応用技術である。また,DNAは塩基配列特異的な分子集合や,明確で周期的な構造などを併せ持つ優れた分子でもある。われわれはDNAの構造と反応性と機能を様々な角度から検討を行うことにより,核酸を中心としたケミカルバイオロジーの研究を推進してきた。ここでは,本研究領域において最近進歩が著しい二つのトピックスであるDNAオリガミ法の利用と人工遺伝子スイッチの設計について述べる。

参考文献

. 440:297-302, 2006
. 132:1592-1597, 2010
. 136:211-218, 2014
. 132:16311-16313, 2010
. 39:935-944, 2006
. 4:3843, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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