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文献詳細

雑誌文献

生体の科学66巻3号

2015年06月発行

文献概要

特集 進化と発生からみた生命科学

脊椎動物心臓の発生・再生と進化

著者: 伊藤航平1 守山裕大2 竹内純2 小柴和子2

所属機関: 1東京大学大学院理学系研究科 2東京大学分子細胞生物学研究所心循環器再生研究分野

ページ範囲:P.212 - P.216

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 心臓は動物の発生過程において最も初期に機能し始める重要な臓器であり,多くの動物種に相同な器官として存在する。しかしながらその形態は種により様々で,一本の管という極めて単純な構造を発生初期の共通な形態として有しながらも,その後の形態形成は種により大きく異なる。そして形態の違いだけでなく,心臓損傷時の応答能においても種による違いが認められる。本稿では,脊椎動物の心臓形態の種間の差異について概説したうえで,種による心臓再生能力の違いとそれに関する最新の知見について紹介することにより,心臓発生・再生と進化について考えていきたい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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